くもん国語6a到達!教材のイメージや取り組む上で気をつけた事が分かります

教材 公文 国語

 子供が公文を始めてもうすぐ一ヶ月。国語の教材は7Aからスタートしましたが、6Aのプリントが混ざるようになってきました。

 今回は公文国語の6A教材の特徴や、この時期の心がけを解説していきます。

公文国語の6Aってどんな教材なの?

公文国語6Aの教材のイメージ

 まずは教材のイメージを確認しましょう。

 

公文国語6A教材イメージ

 前半では同じひらがなの音から文字に対する意識を高め、後半では二語文が登場しています。単語から文章へのステップアップが起こるのが6Aという教材だと言えます。

公文公式の解説

 次に公文式国語教材の一覧の解説を確認します。

 清音を中心にひらがなを読めるようにします。形容詞や動詞、助詞などの語彙を増やします。10字程度のひらがな文をすらすら音読できるようにします。

 単語から文章へのステップアップに伴って助詞を使うようになります。また形容詞や動詞も使う機会が増えます。これらの語彙を増やしつつ、音読ができるという所に重きを置いているという点は意識しておきましょう。

公文国語全体の中での6Aの位置づけ

 公文全体の中での6A教材の位置づけも見ていきましょう。

公文進度表

 国語の教材が6Aまで進むと、どこかで算数も先生から進められるようになります。算数の教材は6Aから始まるからです。公文の先生としては国語・算数・英語の3教科を学んでもらおうと勧めてきますが、月謝もかかりますし、宿題の量も増えます。家の方針も考えながら、他の教科を始める気がない場合は先生と事前に相談しておくのがいいかもしれません。

6Aはどのくらいの時期で勉強する教材なの?

 3歳や4歳の頃に学習する事の多い教材です。

 私の家では3歳になる1ヶ月前から公文の国語を7Aから始め、1ヶ月程度で6Aの学習が始まりました。その後もしばらくは7Aと6Aの教材を混ぜた宿題が出ていました。

公文を続けるために心がけている事

 公文に対して子供は前向きでいてくれています。前向きでいてくれているからこそプリントもどんどん進み、子供が成長している姿を親も楽しんで見る事ができます。

 しかしこの年齢の子供にプリントをやってもらうのは難しいものです。毎日欠かさず勉強するというのは、中高生や大学生でも難しいもの。子供はもうすぐ3歳になるタイミングです。学習習慣を身に付けてもらうのも簡単ではありません。

 そこで今回は子供が公文へ前向きに取り組めるよう、夫婦で意識した事を書こうと思います。

公文継続のために避けなくてはならない事

 自分が元公文生だという事もあり、公文の効果には一定の信頼を置いていました。だから当初恐れていたのは、公文を辞めざるを得ない状況に追い込まれる事でした。そして最も避けなければならないと私達が考えたのは、子供にプレッシャーをかけてしまう事です。

 幼児は体力も知力もまだ大人には敵いませんが、一つアドバンテージがあります。それはまだ勉強が大して好きでも嫌いでもない事です。

 もちろん幼児でもプリントに興味を示す子もいれば、机にじっとしていられない子もいるでしょう。しかし少なくともこの時期の好きや嫌いの度合いはそこまで大きなものではない場合が多いです。なぜなら大人が想像する勉強の好きや嫌い、特に嫌いな気持ちというのは、受験やテストに伴って周りからかかるプレッシャーが大きな要因になりやすいからです。

 幼児のうちであれば、少なくとも小学校受験の準備を本格的に始めるまでは、周りから大したプレッシャーをかけられる事はありません。公文の教室でも、基本的に自学自習を重視するので、さすがに幼児へ圧をかけてくる先生はなかなかいません。この状況で勉強に関するプレッシャーをかけるとすれば、ほぼ間違いなく親になるでしょう。

 逆に言えば、親がプレッシャーを感じさせない事ができれば、幼児期の子供はのびのびと勉強ができるかもしれないのです。重圧を感じずにのびのびと勉強ができる。勉強に対して前向きな姿勢を持てるという事は、多くの習い事をさせる事よりも、はるかに子供の成績を伸ばしてくれるでしょう。

親はどんな事を公文に期待してしまうのか?

 では親がプレッシャーをかけてしまうのはどのような時でしょうか。子供が期待するよりもちゃんと公文をやってくれなかった時でしょう。

 親であればそれぞれ子供に期待するものがあるでしょう。期待するものもそれぞれ違います。ただし公文を習わせようという時に、親が期待しやすい要素というのもあります。継続的な学習と先取り学習です。

継続的な学習習慣の習得

 公文は教室ではなく、自宅での宿題が学習の中心になります。宿題の量も多めです。また幼児期は例外ですが、基本的には教材は自学自習が可能なように作られており、自習の習慣は公文をやる事で得られるメリットの一つだと言われています。

 ただし幼児期には親と一緒にプリントをやる必要があります。そのため親が毎日子供と学習する時間を取る必要があります。

 親としては、時間も気力も少ない中で公文の時間を毎日作る必要があります。どうにか時間を確保できたら、子供にはすんなり公文を始めてほしいと期待するものでしょう。しかし子供が親の望む時に、公文をやろうと思ってくれるとは限りません。結果イライラしてしまい、子供にストレスがかかってしまいやすくなります。

先取り学習

 公文のもう一つの特徴としては先取り学習があります。

 公文は学年ではなく、理解度に応じて教材が進みます。そのため人によっては今の学年より大きく学習を進める事が可能です。しかも公文は教材の進度がアルファベットで明快に示されており、節目では同学年内での順位が分かったり、トロフィーがもらえたりと、どんどん進んでいく事が奨励されてもいます。

 そして公文は地頭やセンスよりも、取り組んだ量が進度に直結しやすいです。幼児期から公文を始めていれば、先取り学習への期待というのはどうしても膨らむもの。だからこそ熱心さに欠けたり、あまり進んでいるように見えなかったりすると、親としては不満を持ちやすい部分になるでしょう。

期待のハードルを下げる

 こうした親側の期待は、いずれ子供にプレッシャーとして伝わってしまいます。期待は時に頑張るための力になってくれますが、幼児の頃から背負い続けるには少し重い場合も多いでしょう。だから夫婦であらかじめ期待のハードルを下げておこうと話し合いました。

宿題は全くやっていかなくて元々という事にしよう

 まずは宿題に関するハードルをできるだけ下げようと考えました。

 仮に宿題をやらなかったとして、どんなデメリットがあるでしょうか。小学校であれば、宿題をやらなければ先生に叱られます。しかし幼児であればどうでしょう。公文の先生もある程度は仕方ないと思ってくれるでしょうし、子供が取り組んでくれるようなアプローチも考えてくれるでしょう。

 もちろん進みは遅くなりますし、月謝も無駄になります。しかしそれだけです。教室に行けば少しはプリントに取り組んでくれるかもしれませんし、いずれプリントをやる気になってくれる時期が来るかもしれません。お勉強をしてくれるチャンスがあるというだけで、3歳の子供としては上出来な部類に入るでしょう。

 宿題はやらなくて元々。全然やってくれなかったら先生に何とかしてもらおう。宿題に関してはこのスタンスを取る事にしました。

進み具合は小学生になってから考えよう

 正直に言えば、私も先取り学習には期待しています。小学校のうちに最終教材を終えてくれれば理想的だと思っています。

 しかし公文をやる期間は長いです。プレッシャーをかけて頑張るという短距離走のやり方では、10年以上の期間を走り切る事はできません。どこかで子供自身が公文にハマってくれなければ、最終的に目標を達成する事は難しいでしょう。

 進み具合への期待と望ましいスタンスはどうしても相反してしまいます。だからこの点については考えない事にしました。

 幸いにして自分は、最終教材に進む人がどの時期にどこまで教材を進めたのかという情報を知りません。またAより手前の教材についても元々詳しくありませんでした。ここに関しては深追いしすぎず、小学校に入ってからまた考える事にしました。

過剰な期待を持っていたらパートナーに言ってもらう

 こうした部分について、頭で分かっているだけでは不十分です。自分が無意識にどれだけの期待を持っているのか自覚するのは難しいからです。

 しかし自分の気持ちを全て自覚する必要はありません。パートナーに指摘してもらえばいいのです。

 公文に関する負担はどちらかに偏る事が多いでしょう。生活のリズムもありますし、教育についての熱心さが夫婦共に全く同じという事も少ないからです。その場合は子供の公文を担当していない側に、担当している側が公文の話をしてあげましょう。あらかじめ「期待しすぎていたら指摘して欲しい」と言っておけば、公文に熱心ではない程、過剰な期待によく気が付いてくれるでしょう。

 期待し過ぎだと指摘されるのは腹立たしい事でしょう。しかしそこで感じる怒りは、そのまま子供にプレッシャーとして伝わっていると思って間違いありません。怒りを自覚し、リフレッシュの機会を持ったり、分担の交代を相談したりする事で、子供へ怒鳴ってしまうような事を予防できるかもしれません。

 指摘してもらうのは別にパートナーである必要はありません。親でも友人でもいいですが、教育に熱心ではない人の方がいいでしょう。教育熱心な人と比べてしまうとどうしても期待の基準が高まってしまいます。教育にそこまで関心のない他人に話しても恥ずかしくないかという所は、自分の期待が過剰でないかどうかを測る一つの物差しになるでしょう。

子供はどんな風に公文へ取り組んでいるか

 プレッシャーをかけないよう細心の注意を払った事で、幸いにして、子供は公文へ前向きな姿勢を持ってくれるようになりました。宿題をやらなくていいし、先にも進まなくていい。期待のハードルをこれ以上下げられない程下げているので、期待を下回ってイライラするという事は今の所ありません。

 もちろん子供が頑張るにつれて期待は高まっていくのですが、期待が過剰にならないように、夫婦で話をするよう心がけています。

 今の所は毎日の学習はできていません。プリントの途中のページを飛ばす事もあります。しかしプリントには積極的に取り組んでくれており、もらってきた宿題を一日でやってしまったり、昔のプリントをやりたがったりしてくれます。

まとめ

 今回は子供が公文国語で7Aから6Aへ進んだ時の話をしました。

 まだ1ヶ月ですから、この方針でどんな結果が出るのかは分かりません。しかし子供に期待がプレッシャーとして伝わらないよう事前に心構えを固めてきました。今の所は子供はプレッシャーを感じる事なく、のびのび公文に取り組んでくれているように思います。

▼公文国語の他の教材についても知りたい方はこちら▼

 公文算数6A

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